2012.02.29

グループ情報 アメリカ合衆国

リンナイアメリカ(株) IBS(インターナショナルビルダーズショー)へ出展 コンデンシング給湯器の新モデルを発売

リンナイアメリカ(株)-北米No.1のタンクレス給湯器ブランド-は、2012年2月8日~2月11日にアメリカフロリダ州のオーランドで開催された、IBS-インターナショナル・ビルダーズ・ショー-へ出展し、タンクレス給湯器の新モデルを展示しました。

 

リンナイアメリカ(株)は、リンナイ(株)-名古屋、日本-の100%子会社として1974年に設立、ジョージア州のピーチツリーに本社を構えています。タンクレス給湯器をはじめ暖房機器や厨房機器など様々な商品を販売しています。中でも主力商品のタンクレス給湯器は、2000年に発売を開始して以来、業界のイノベーションリーダーとして市場を牽引しています。

 

アメリカでは従前より、大きなタンクに入れた水を沸かす貯湯式の給湯器が普及しており、その市場規模は年間約800万台にものぼります。貯湯式の給湯器は、住人が寝ていようが、街へ出掛けていようが、1日24時間中お湯を温め続けます。お湯が要らないときにも温め続けるためエネルギーの無駄遣いが多いことだけでなく、お湯が必要なときでもひとたびタンクのお湯が無くなれば突然冷たい水が出てくるという利便性の面でも大きな問題があります。

 

それに対して、リンナイがアメリカに持ち込んだタンクレス給湯器は、お湯が必要な際に必要な量だけ瞬間的に加熱を行い、蛇口を閉めると給湯を止める方式の給湯器です。このタンクレス給湯器をアメリカ市場で販売すると、湯切れがないことやデジタルで出湯温度の設定が可能という利便性、タンク式に比べエネルギー効率30%アップという効率性に、アメリカ国民は衝撃を受けました。

 

今回、IBS-インターナショナル・ビルダーズ・ショー-にて展示を行ったコンデンシングタイプのタンクレス給湯器は、ENERGY STAR適合商品であり、2012年からカリフォルニア州で実施されている超低NOx基準を満たす新しいモデルです。リンナイはタンクレス給湯器のリーダーとして常に最高レベルの環境性能を備えたモデルを市場に投入しています。

 

また同時に、高い熱効率や長い商品寿命を保障するための新しいスケールコントロールシステムも提供を開始します。アメリカでは多くの地域で水質が硬水であることから生じる、石灰かすの堆積や腐食からタンクレス給湯器を保護するために、リンナイのタンクレス給湯器に適合した新しいスケールコントロールシステムを開発しました。

 

アメリカでは、タンクレス給湯器の発売以降その優位性が認知され、市場は約38万台(2011年)まで拡大してきましたが、タンク式給湯器も含めた給湯器市場全体での普及はまだ5%程度に留まっています。今後も、リンナイアメリカはタンクレス給湯器のイノベーションリーダーとして、アメリカ国内に利便性・効率性に優れたタンクレス給湯器を普及させてまいります。

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