2012.09.15

グループ情報 インドネシア

リンナイインドネシア(株) バララジャ工場開所式を開催

リンナイインドネシア(株)は、ジャカルタ郊外のバララジャ工場の本格稼動に伴い、2012年9月3日に同工場の開所式を行いました。新たな工場の開設により、リンナイインドネシア(株)のテーブルコンロ生産能力を2014年には年間1,100万台体制へと増強します。

 

 

リンナイインドネシア(株)は、1988年に設立され、来年2013年には創業25周年を迎えます。本社はジャカルタ市内にあり、工場はジャカルタ郊外にチクパ工場、さらに今回のバララジャ工場の稼動により2工場の体制となりました。

 

インドネシアでは、家庭用のエネルギー源として、主に灯油とLPGが使用されていましたが、長きにわたって同国のLPG普及率は10%程度と、家庭用厨房機器は灯油コンロが主流でした。しかし、2005年インドネシア政府は、LPGの普及を図るために家庭用エネルギー転換政策を打ち出しました。インドネシアのほぼ全世帯にあたる5,400万世帯を対象にガスボンベ、一口ガスコンロ、ガス圧力調整機が無償で配布され、灯油からLPGへのエネルギー転換が進められました。

 

この政策で無償配布されていた一口コンロは他の現地メーカー製でしたが、政策開始と同時に高品質で利便性の高いリンナイ製の二口ガスコンロに買い替える動きが活発になり、ガスコンロの受注が急激に伸長、インドネシアでリンナイ製のコンロが飛躍する大きなきっかけとなりました。

 

リンナイインドネシア(株)では、このLPGの普及によって、テーブルコンロ販売台数が伸び、2005年度に年間45万台だったものが、2011年度は525万台まで伸長し、今後さらに市場が拡大していく見通しです。

 

インドネシアでは今後も安定した経済成長が見込まれていますので、道路網などインフラ整備も必要です。また人口の増加も進んでおり、生活環境の改善も重要な課題です。工場での生産を拡大し、近隣の人々を雇用することが微力ながらインドネシアの雇用の改善や、お国の発展にもつながると考えています。

 

テーブルコンロは人々が毎日調理に使う生活必需品です。リンナイインドネシアは、今後も市場のニーズにあった高品質な商品を適切な価格で供給し続けることで、インドネシアの人々の生活に貢献してまいります。

 

 

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